春恒例の社中展 [地ビール群馬]
4月半ばのことです。
私が習ってる書の先生の大人のお弟子さんだけの書展が名古屋市東部
昭和美術館で開催されました。
先生が還暦を迎えられた時に始まったこの書展も今年で8回目、年とともに
作品が洗練されバラエティーも豊かになってきました。
出品者約60名。作品数は80点くらいだったでしょうか。
この会、8回の間に3度会場を変更しています。最初の3回目くらいは名古屋市南部、
先生のご自宅近くの自動車学校に併設されてたギャラリー。第1回の時、直前に
名古屋豪雨でギャラリーのほとんどが水に浸かり開催が危ぶまれましたが、突貫工事(?)
で無事開催。ところがそのギャラリーが閉鎖され、その後数回は名古屋市東部、雲雀丘
にある青柳ういろうで有名な会社が所有する(正確にはしてた)ビルにあるギャラリー。
ところがビルごと取り壊され、今年より昭和美術館にあるギャラリー。
ギャラリーを維持するということはなかなか大変なのでしょうね~~。
環境はいいところにあるのですが、交通の便が悪く、果たして来客はあるのだろうかと
少し危惧してましたが杞憂だったようで、結構多くの皆様に来場していただけたようです。
並んでる作品の右から2つめが私の作品です。
伊藤桂一さんの「微風」という詩から抜粋。素朴な微風のように、稚拙さの魅力をと思って
書きましたが、計画倒れだったようです。
ちなみに、伊藤桂一さんの微風は
掌(て)に受ける
早春の
陽ざしほどの生甲斐でも
ひとは生きられる
素朴な
微風のように
私は生きたいと願う
あなたを失う日がきたとしても
誰をうらみもすまい
微風となって渡ってゆける樹木の岸を
さよなら
さよなら
と こっそり泣いて行くだけだ
という詩で、最初の部分か、書いた部分どちらにするかやや迷いました。
先生の作品、数年前に私もこの会の作品の一つを譲っていただきましたが、
今回ももう嫁入り先が決まってるとのことです。
古典をおり帖 に臨書した作品も何点か。だいたい180字くらいを一発勝負で
書くわけですから、集中力と緊張感が必要、体力勝負的な面もあります。
横文字のお手本書かされた、、と先生が会場で苦笑して見えました。
まだ初めて数年だそうですが、なかなか大胆です。私はそんなことは言えません(笑)
ギャラリーから見える庭園。緑豊かな美術館。以前、毎日ここの前を通って通勤して
いましたが入ったのは初めて(苦笑)。
庭園はかなり広く通路を通って回ってても一瞬迷います。
ここの美術館の展示品は茶器を中心とした陶器がメインで、ここはお茶室かな。
とにかく、これで春の展覧会は無事終了、年末のメーンイベントまでおり帖の為の下書きです。
今夜のビールは オゼノユキドケ のプレミアムビール
インディア・ペールエール(India Pale Ale)。
独特の苦みが特徴かな~~。
私が習ってる書の先生の大人のお弟子さんだけの書展が名古屋市東部
昭和美術館で開催されました。
先生が還暦を迎えられた時に始まったこの書展も今年で8回目、年とともに
作品が洗練されバラエティーも豊かになってきました。
出品者約60名。作品数は80点くらいだったでしょうか。
この会、8回の間に3度会場を変更しています。最初の3回目くらいは名古屋市南部、
先生のご自宅近くの自動車学校に併設されてたギャラリー。第1回の時、直前に
名古屋豪雨でギャラリーのほとんどが水に浸かり開催が危ぶまれましたが、突貫工事(?)
で無事開催。ところがそのギャラリーが閉鎖され、その後数回は名古屋市東部、雲雀丘
にある青柳ういろうで有名な会社が所有する(正確にはしてた)ビルにあるギャラリー。
ところがビルごと取り壊され、今年より昭和美術館にあるギャラリー。
ギャラリーを維持するということはなかなか大変なのでしょうね~~。
環境はいいところにあるのですが、交通の便が悪く、果たして来客はあるのだろうかと
少し危惧してましたが杞憂だったようで、結構多くの皆様に来場していただけたようです。
並んでる作品の右から2つめが私の作品です。
伊藤桂一さんの「微風」という詩から抜粋。素朴な微風のように、稚拙さの魅力をと思って
書きましたが、計画倒れだったようです。
ちなみに、伊藤桂一さんの微風は
掌(て)に受ける
早春の
陽ざしほどの生甲斐でも
ひとは生きられる
素朴な
微風のように
私は生きたいと願う
あなたを失う日がきたとしても
誰をうらみもすまい
微風となって渡ってゆける樹木の岸を
さよなら
さよなら
と こっそり泣いて行くだけだ
という詩で、最初の部分か、書いた部分どちらにするかやや迷いました。
先生の作品、数年前に私もこの会の作品の一つを譲っていただきましたが、
今回ももう嫁入り先が決まってるとのことです。
古典をおり帖 に臨書した作品も何点か。だいたい180字くらいを一発勝負で
書くわけですから、集中力と緊張感が必要、体力勝負的な面もあります。
横文字のお手本書かされた、、と先生が会場で苦笑して見えました。
まだ初めて数年だそうですが、なかなか大胆です。私はそんなことは言えません(笑)
ギャラリーから見える庭園。緑豊かな美術館。以前、毎日ここの前を通って通勤して
いましたが入ったのは初めて(苦笑)。
庭園はかなり広く通路を通って回ってても一瞬迷います。
ここの美術館の展示品は茶器を中心とした陶器がメインで、ここはお茶室かな。
とにかく、これで春の展覧会は無事終了、年末のメーンイベントまでおり帖の為の下書きです。
今夜のビールは オゼノユキドケ のプレミアムビール
インディア・ペールエール(India Pale Ale)。
独特の苦みが特徴かな~~。
文字を書く先生とビールとのギャップに
侘びは戸惑っております。
by 侘び助 (2008-06-01 23:15)
優しい文字を書く先生とビールとのギャップに
侘びは戸惑っております。
by 侘び助 (2008-06-01 23:15)
こんばんは~^^
わ~~凄い。文字に一目惚れ!
素敵ですね~。ゆっくり見たいなぁ~
by りこ (2008-06-02 02:35)
なんかマンガチックな(ごめんなさい)書にほのぼのとした温かさを感じます
昔の習字とは全然違ったものになってますね、書も芸術です。
by 旅爺さん (2008-06-02 05:36)
侘び助さんへ
そうですか?私はイメージ道理のつもりで居ましたが(苦笑)
今回の会では一番女性のような時だと言われて喜ぶべきか
悲しむべきかです。ちなみにビールにはまったのは名古屋
万博が契機で、書の方がはるかに歴史があります。
りこさんへ
文字だけですか?(笑)
近々職場に飾る予定。名古屋へいらっしゃるときは
何時間でも見てくださいね(^。^)
旅爺さんへ
普段はいわゆるお習字の練習してますが、作品作りと
の違いを最近ようやく解りかけてきたような、、。
作品を見て何か感じていただければ嬉しいです。
上手な字は書けませんから、違う切り口で迫らねば成らず、
そこが毎回苦しいところです。
by aranjues (2008-06-02 08:53)
うわぁ、先生が書いたのは青山テルマじゃないですか、う~ん欲しい。 ^^;
aranjuesさんのは“微風~”な雰囲気が感じられますね♪
最近は若手有名書道家さんがよくテレビに出ていたりしますが、なんとなく書道のイメージも変わってきているのかなぁって思います。私も書道やってみたくなりましたぁ。^^
by さえ (2008-06-02 11:24)
さえさんへ
青山テルマは先生が書かれたのではないですよ。お弟子さんの
一人が書きたいと先生に言って、先生が英語のお手本なんて
書いたこと無い、横文字のお手本書かされたと嘆いておられました。
この会は社中展ですから皆書きたい題材を自由に書きます。
もっとカラフルにしてもいいかな、、なんて思います。でも、
メインの書展はその流派に沿った書きぶりで横並び。
伝統と斬新さとの調和を如何に図るかが難しいところでしょうね。
by aranjues (2008-06-02 12:26)
素朴な微風のように生きたいかあ・・・・・
わかるなあ
私も 老後は 穏やかに毎日を送るのが 夢!
by いちご☆ (2008-06-02 15:40)
繊細な文字ですねー。
柔らかいのはお人柄でしょうか(^^)
書道をなさってるとやはりバランス感覚が良くなりそうですね。
by ゆっきぃ (2008-06-02 16:00)
こんばんは。
とても素敵な字ですね。いろんな字をお書きになるんでしょうね。
前にも一度ブログで見たと思います。そのときは確か、もっと大きい字で
男性的な感じがしました。
この作品はお嫁入りするんでしょうか。
庭園も素敵ですね。
「オゼノユキドケ」おいしそうです!
by coco030705 (2008-06-02 21:08)
最近、だんだん字が下手になっていく住職です。
修行がたりません・・・
by 袋田の住職 (2008-06-02 22:35)
書体から、優しさを感じさせてくれます。
詩にぴったりだと思いますよ。
習字をもう少しちゃんと習っておけばと思います。(ToT)
by ケンケン (2008-06-02 22:42)
素敵な詩を お書きになって 書道をなさってない方からも 好評でしたでしょう 古典を基礎の正統書は大事ですが 書かれる人の思いが 現代書にはとても大事だと思います ただ我流 品格の落ちるのは 避けたいですが 心術が大事と思っております これが ほんとに難しいです
by sanesasi (2008-06-02 22:51)
字には自信がありません(T^T)ウック!
こういうのは見てるのが一番(⌒▽⌒)アハハ!
by 花火師 (2008-06-03 18:16)
書道はもはや美術の最高表現方法ですね。。
昭和美術館ですか。。十年前まで、よくお世話になりましたよ。。スタッフの皆さんお元気でしょうか。。茶室「南山荘」でいただいた抹茶が美味しかったですね。。
by 水郷楽人 (2008-06-03 21:08)
こんばんは(^^)
やっとコメント入れられるようになりました(^^;
達筆な方ってすごいな~と思いながら見ています。
特に筆は慣れていないので書く機会があると躊躇します。
by 雪洞 (2008-06-03 21:38)
素朴な微風か~。
by noric (2008-06-04 16:29)
伊藤桂一さんの微風、いい詩ですね。aranjuesさんの書も、春の微風がさっと通り過ぎていったような、あたたかさとさわやかさが印象に残ります。
緑深いすてきな会場ですね。
ん~、青山てるまの歌の詩を書くとは、大胆な方ですね。
by TaekoLovesParis (2008-06-04 22:57)
伊藤桂一さんの「微風」、いいですね。
愛別離苦をうたわれているのかな。
aranjues さまの書もいいですね~
味がありますね。
いただいて飾りたいと思われる方、多いと思いますよ。
美術館、緑が多くて素敵です。
やはり締めはビールですね。(笑)
by minsuke (2008-06-05 16:58)
私も書きたいです!
好きな言葉を書いて飾りたいです。
「幸せのケーキセット」とか・・・
by koto (2008-06-05 17:44)
医者にピアノに書・・・今度は老後に備えてサツキは如何ですか?
一杯飲みながらチョキン・・チョキン もいいですよ~。
by 旅爺さん (2008-06-06 10:33)
最後にビールのネタがあって、ホッとしましたw
by ベアトラック (2008-06-06 10:47)
微風、いい詩ですね~。とても柔らかで、aranjuesさんの書も
とても爽やかでいい字を描かれるんですね。
ビールよりも書の歴史のほうが長かったんですね^^
会場も緑が多くて、素敵ですね。
by ムーミン (2008-06-06 19:57)
今、微風が私を横切っていきましたよ^^
by ハイマン (2008-06-06 22:08)
書道で横文字は斬新ですね!
飾りたいような作品が沢山あるな~
by CARRERA (2008-06-07 19:51)
美しい詩の一節と思いました。これを選ぶセンスはさすが。
by 春分 (2008-07-13 09:45)