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再び京都、、晩秋の鷹ケ峯の紅葉を愛でるパート2 [地ビール愛媛]

 京都洛北鷹ケ峯、金閣寺の北、歩いて30分くらい高峯3山の麓の一角に
或る源光庵。小さなお寺でしたがそれはそれで趣がありました。

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詳しい説明は眠くなるだけなので省略しますが、天井の足跡、解りますか。
血天井、この足跡は血まみれになった足跡、周囲のシミのようなものもすべて血液です。

少し歴史のお勉強を。

徳川家康と石田三成らがのっぴきならぬ関係に成った頃、上杉征伐に家康が出陣したとき、
家康の京都の居城伏見桃山城の留守を守ったのが家康の忠臣鳥居元忠。石田三成らの
挙兵は想定済み、死を覚悟の留守番というわけです。
予想通り三成らが挙兵して、真っ先に攻められたのが伏見城。宇喜多秀家が4万の兵で攻め、
鳥井元忠側は1800人程度だったと言われています。降伏の使者を何度も送った様ですが、
元忠は一蹴、激戦するも最後は約400人が全員自刃して果て、もちろん介錯人などおらず、
床は一面血まみれになったことでしょう。

その床が遺構として京都の4つの寺の天井に使われており、その一つが源光庵の血天井の
ようです。

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ここの本堂には、円い窓、四角い窓が並んであります。

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こちらが 「悟りの窓」と呼ばれ、禅と円通の心を表わし円は大宇宙を表現するのだそうです。

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こちらは「迷いの窓」。人間の生涯を表わし生老病死の四苦八苦を表わしているのだそうです。

残念ながら、四角い方に馴染みがありそうです(-_-;)。

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庭にある灯籠に掘ってある紋、桐ですね、、豊臣家の家紋。伏見城は元々は秀吉の居城、
この灯籠も伏見城から移されたようです。

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源光庵から数分、名妓 吉野太夫ゆかりの常昭寺へ。

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江戸時代、天下の名妓として一世を風靡した(らしい)吉野太夫が自ら巨財を投じて寄進した
吉野門。

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吉野太夫の墓には歌舞伎俳優や芸能人、数寄者が多く訪れるとのことです。

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ゆっくり散策しながら、すぐ前には本阿弥光悦ゆかりの光悦寺があります。この辺り一帯は
鷹ケ峯光悦町と称び、徳川家康が本阿弥光悦に野屋敷として与えた土地とのこと。

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ここの紅葉はほとんど終わりのようでした。

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光悦垣として有名な特徴ある垣根。

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本阿弥光悦の墓、こんなところにあるんですね。

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吉田織部や織田有楽齋らと共にお茶を楽しんだであろう茶室。

と、小じんまりしたお寺を3カ所、晩秋の京都の紅葉や訪れたことのない洛北の京を
満喫して来ました。まだまだ京は奥が深いですね~~。

記事を書き始めて2週間近く過ぎてしまい、季節感のない内容になってしまいました(-_-;)。

ついでにこちらもアップ、、名駅前、タワーズ・ライツ2009。もうすっかり定着した年末の
名駅を彩るイルミネーション。
 
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手前のもみの木は少しづつ色を変えます。

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恋人達のペイブメント状態の中、今年も迷惑がられながら邪魔をしてきました(笑)。

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 さて、きょうのビールは道後ビール第2弾、アルトタイプ。

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「厳選された良質のモルトをたっぷり使いました。美しく、深い色合いと豊かな風味が特徴です。」
という宣伝文句です。味は、、忘れました(^_^;)。

 忙しさに拍車が掛かり、なかなか皆様のところに伺えません。ホントに申し訳ありません。
早くアップしないため全く季節館内記事になってしまいました。まだまだアップしたい
ネタはいっぱいあり年内に出来るだけアップしたいと思います。訪問はその後になるかも
知れませんがご容赦下さい。
 
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nice! 39

コメント 22

Krause

道後ビール、色合いをみても私好みです。美味しそうですね。
by Krause (2008-12-22 07:57) 

侘び助

生憎の雨・・・約束の友と・駅探検に出かけます~
by 侘び助 (2008-12-22 10:40) 

SilverMac

源光庵の天井のシミ、歴史の足跡ですね。
by SilverMac (2008-12-22 14:22) 

miopapa

苔の生える庭に散っている紅葉の葉
            すつごく綺麗ですね!!
  卒業後、京都を離れていこう
       こうした庭にも暫しご無沙汰て、懐かしいです。
by miopapa (2008-12-22 16:42) 

tubomi

もみじ 綺麗です♪
イルミネーション^^
恋人達のお邪魔しちゃいましたか^^
同類です^^*
by tubomi (2008-12-22 18:29) 

sanesasi

光悦寺 懐かしく見させていただきました 私が行ったのは夏 萩の花は2輪ほど咲いていたでしょうか 少々がっかりしたこと思い出しました 紅葉 イルミネーション 素晴らしいお写真ですね
by sanesasi (2008-12-22 20:33) 

Azumino_Kaku

晩秋の京都、訪れてみたいものです・・
by Azumino_Kaku (2008-12-23 03:30) 

ecco

イルミネーションきれいですね。
京都の落ち着いたしっとりとした写真とは対照的^^
どちらも
素敵です!

このところ体調不良なども手伝って
ビールをひかえていたら
2キロ減量!
やっぱりビールって太るのかな・・・
by ecco (2008-12-23 15:18) 

kaoru

こんにちは。
紅葉、綺麗で素敵ですねぇ〜
心落ち着く雰囲気も素晴らしいですね。
イルミネーションもすっごく綺麗でいいですね。
でもやっぱりピールが一番気になっちゃって
目を奪われてしまいます(笑)
by kaoru (2008-12-23 16:27) 

thaler

メリクリ!
by thaler (2008-12-24 16:36) 

aranjues

nice&コメントありがとうございました。
いろんな雑用が重なりここを開くことさえままならないような
日が続き皆様の所に訪問することもできず申し訳ありません。
どうやら一段落、ぼちぼち訪問再開しようと思います。
いつも読んでいただき、ほんとにありがとうございます。
by aranjues (2008-12-25 08:54) 

ラミーキッズ

血痕がそのまま残っているなんて。(○_○)
でも歴史の証ですね。
by ラミーキッズ (2008-12-25 15:53) 

ゆき

「悟りの窓」、欲しいんですよね。って、そんなのが合う家ではありませんが。。。

名古屋駅のイルミネーションは派手ですねぇー。
さすが、名古屋!

by ゆき (2008-12-27 20:41) 

雪洞

こんにちは(^^)
伏見城の血天井は養源院で数回見ましたが、壮絶ですよね…。
養源院さんは撮影禁止だったのですが、こちらは撮影OKなんですね。
源光庵さんにも行ってみたくなりました。
名古屋駅のイルミすごいですね~!
by 雪洞 (2008-12-28 10:58) 

サァファイヤ

足跡、見えます。まさか天井板に使うとは・・・ここに歴史ありですね。

悟りの窓と迷いの窓ですか。心の中の謎めいた奥深さを感じます。
紅葉がとっても綺麗ですね。
by サァファイヤ (2008-12-28 19:04) 

春分

本阿弥光悦の墓は見たいです。というか詣りたい、という感じか。
織部はともかく有楽齋まで持ち出すのは、そっちの心得があるのですか?
by 春分 (2008-12-28 20:24) 

旅爺さん

無念の天井も今は紅葉で綺麗に覆われているようです。
少し早いですが今年は楽しい記事を有難うございました。
良いお年をお迎えくださいね。 来年もよろしくお願いいたします。

by 旅爺さん (2008-12-29 06:19) 

ハイマン

やっぱり京都いいなぁ
行きたいなぁ
今年も楽しくて温かい記事ありがとうございます
よいお年をお過ごしください!

by ハイマン (2008-12-29 22:32) 

アヨアン・イゴカー

>円い窓、四角い窓が並んであります。
こういう浮世離れした感性、好きです。自分の心が自由になれるような気がします。
by アヨアン・イゴカー (2008-12-30 00:05) 

sak

ステキなところ...
京都って戦の歴史も多いのですね。
丸い窓からのお庭素敵だけど
私も四角い窓の方かも(^^;
名駅のイルミネーションとても綺麗ですね。
見にいきたかったなぁ...
by sak (2008-12-30 07:21) 

タケノコ

何故天井に?と思いましたが、解説を聞いてなるほどです。
円い窓から、これは、CMとかでも出てくる窓でしょうか。
奥ゆかしさ、趣を感じる窓、景色です。
by タケノコ (2008-12-30 23:09) 

koto

実家の天井にも足跡があったのですが、もしかして血天井?
侘び助さんも載せておられたイルミネーション、
さすが名古屋!ゴージャスですね。

by koto (2009-01-01 00:54) 

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